今、教師がやるべきこと
#おうち時間
コロナのおかげで学校に通う子供は、長い#おうち時間に飽きてきた頃でしょう。
と同時に、休校中の課題をやらないといけないのに"逃げている"かもしれません。
さて、この課題を出したのは教師ですよね。
「#おうち時間でも勉強をしてほしい。」
「勉強を習慣にしてほしい。」
と生徒のためを思って課題を出したことは、本当に生徒に良いことだったのでしょうか?
その課題、意味ある?
しかし、ここで疑問があります。
生徒への課題のフィードバックはどうやるんですか?
5月から学校再開し、採点・チェックに1~2週間でそのあととなれば、生徒がその課題に取り組んでから約1か月が経つことになります。約1か月後にフィードバックして返したところで、生徒は内容を覚えていないし、出来が良くなかったのを見て勉強への意欲が下がってしまうことが考えられます。
課題を出すなら
「はい、これやっといてね。」
じゃなく
生徒が課題をやる→オンラインで確認テスト→教師からのフィードバック
のように#おうち時間でも生徒の意識・学力低下を避けるようなシステムがあればいいのにと思います。
Bill Gates: Teachers need real feedback
このように考えたのもこの動画がきっかけです。
「あいにく、ある職業の人たちには、上達のための系統的なフィードバックがほとんど与えられていません。」
ビルゲイツは誰のことを指して言っているのかわかりますか?
教師です。
教師と聞くと、
大変そう、きつい、給料が少ない、残業が多い、休日出勤があるなど
マイナスにとらえられがちです。
私はこの動画を見て、今の教師は本当に教師と呼んでいいのだろうか、自分たちが今まで「先生!」と呼んできた教師は、まだ"教師(仮)"の状態ではないだろうかと不安になり、日本の教育システムはまだまだ改善の余地があると感じました。
「世界最高峰の教師は分数をどう教えているのか、
ビデオで見られるようにすべきです。」
ビルゲイツが言うことは教師以外のことにも当てはまります。
例えば、プレゼンをするとき。
何度も練習して、原稿を暗記し、スライドのタイミングも完璧だったのに
見ている人にはあんまり伝わらなかったという経験はありませんか?
そこで私がお勧めするのは、
ビデオで自分を撮影してみることです。
聞く人の目線に立って自分を見て、より良いプレゼンにしていくことはとても効果的だと思いますし、私も実際にやっていました。
第三者目線から自信を見直す→ありのままの自分を受け入れる
成長思考
ビデオで自分を見たくないという人は多いです。
しかし、このビデオの効果が高いのも事実であるとビルゲイツは語ります。今の自分はどんな状態でどこが良くなる可能性があるのか見極める、ある意味、テストと同じです。間違えたら覚え直せば、身について、次同じ問題が出ても間違えないでしょう。つまり、
「失敗は永続的な状態ではない」
と私たちは知っています。
だからこそ失敗は成功を導き、成功は自分の自信へと繋がります。
これは"成長思考"と呼ばれるもので、スタンフォード大学のキャロル・ドウェック博士が提唱したものです。
失敗してもまた立ち上がり、どんな自分の壁も乗り越えることができる力、自分の夢や目標のために超長期的に集中し取り組む力(=やり抜く力)を育てるためには"成長思考"は必要不可欠です。
まるで、私の考えのように説明してしまいましたが、
ビルゲイツの動画を見たときに、ふとこのアンジェラさんの動画を思い出しました。
彼女自身が教師をしていた経験から、心理学者に転身し、教育の心理学的研究を行っています。
最近では教員免許を持たずとも塾講師・家庭教師など、教師という仕事は高時給且つ我々の手が届きやすいところにあるのが現実です。
このたくさんの教師・教師もどきがあふれる社会で、最高峰の教育ができる人は何人いるでしょうか?
今の子供たちの将来の選択肢を大きく増やすか減らすかを決める、大事な役目を持っている教師が、各々の教育に対しフィードバックをしないのはあまりにも無責任すぎます。もちろん、すべての人がそうしていないと言っているわけではありません。最高峰でなくても、質の高い授業を行っている教師の授業はなぜ質が高いのか考えるだけでもいいです。
ビデオ撮影には多くの出資が必要ですから、教師同士でアドバイスしあう、子供たちにアンケートを取るなど、#おうち時間だからこそ今までの教育方針、教育方法を見直す良い機会なのではないかと思います。
お題「#おうち時間」