人間の脳と大学の存在意義

私たちに全員共通することは何でしょう?

 

答えは、義務教育を受けていることです。

つまり、中学卒業後は、高校や大学に行かずに就職やバイトなどのことをしている人もいます。一方で、義務教育以降の教育を受けている人でこんな愚痴をこぼしている人を見たことがあります。

「なんでこんなことやんなきゃいけないんだよ」

「絶対こんなこと将来に役に立たないじゃん」

自分には興味のない科目やジャンルのことは好きにはなれないですよね。

 

 

 

〇動画

今日はあるTED TALKを紹介しながら、なぜ高校や大学・専門学校が存在し多くの人が通うのかについて自分で考えてみたことを書きたいと思います。

 

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特に青年の脳の意思決定がどう行われるのかについて、この動画ではUCLAの彼女の研究室で行われた実験をもとに、10代の脳のほかの世代との違いについて説明しています。

 

〇なぜ大学が存在するのか?

10代の脳は感情や報酬への反応に敏感であるという彼女の研究結果は、私の中でとてもしっくりきました。自分の経験上、私が国際問題に興味を持ったのは中学の時ですし、特に高校に入ってからは視野が広がるような体験ばかりでした。

日本は、小学校6年、中学校3年、高校3年、大学2~6年があります。高校から大学の期間が最も脳がたくさんの感情や報酬に反応し、新たな挑戦やリスクを負ってでも未知の世界へ飛び込もうとする世代であるといことですよね。だからこそ、就職のためのイベントが大学1年生から用意されていて、インターンという形で企業に体験にいけるなど刺激が多いのかなと思います。大学や高校に通っていても、本当に通っている意味を理解している人はいないと思います。私も知らないまま高校3年が過ぎました。

「自分の興味のあることについてたくさん調べたりしよう」

高校の先生は口をそろえてそう言っていたように思えます。図書館やインターネットが身近にあるから、将来のことも簡単に想像し叶えられる時代です。でも、今の若者のほとんどはSNSでの『いいね!』をほかの人より多くもらうために生きているような感じがします。ネットの活用方法を知らないのです。上から目線に聞こえてしまいますが、無限大の可能性を秘めるインターネットを活用する方法を知らない同世代の人たちは"かわいそう"です。いま、自分の脳が感情や結果を考えることでかなり反応するのに、それを知らず、教えない教育者たちも問題があります。この事実が広まれば、教育方法がすさまじく変化し、高校生や大学生の将来の選択肢も広がることは間違いありません。

日本はほかにも教育問題を抱えています。「英語教育」です。

この国の英語教育が実践中心で生きている英語に触れる機会が多くなれば、脳の仕組みの事実と合わさり、10代の将来の幅は広がります。日本語のまま英語を理解せず、英語というひとつの考え方として捉え、英語脳を日本人にも身に着けるための教育はこれからの社会を生き抜く術として、あるべきだと考えます。

 

最後は少し話がそれてしましましたが、自分の体なのにあんまり知らなかった部分にこんな重大な秘密があるなんて、なんで脳に関して興味ないからって避けていたんだろうと後悔しているけど、それ以上に新たな知識が増えてうれしいです。